パットしない方法を堀川未来夢プロに学ぶ|3パット撲滅の実践テク
繰り返す3パットでスコアを崩す典型例

「また3パットか……」。グリーンに乗ったときは好スコアの予感がしたのに、ファーストパットが大きくオーバーし、返しも入らず3パット。こんな経験を繰り返していませんか。パット数はラウンドスコアの大きな割合を占め、3パットを1回減らすだけでスコアが1打縮まります。
この記事では、パッティングのイップスを乗り越えて復活したことで知られる堀川未来夢プロが語ってきた「ファーストパットは寄せる」「フォロースルーを大切にする」という考え方を軸に、3パットを減らすための具体的なアプローチをまとめます。距離感の作り方からストロークの工夫、自宅でできる練習ドリルまで、今日から取り組めるステップを整理しました。
ファーストパットは「入れる」ではなく「寄せる」

3パットを防ぐ最大のポイントは「ファーストパットを入れにいかず、確実に寄せる」という意識の転換です。カップを少しだけオーバーする強さでラインに乗せ、入らなくても短い距離が残るマネジメントを最優先にします。
具体的には、ファーストパットでカップ周囲1m以内に寄せることを目標にし、ロングパットでは「入れる」より「距離を合わせる」ことに集中します。加えて、フォロースルーを意識したストロークで転がりを安定させれば、ショートパットの精度も上がります。3パットを月に何回も繰り返している人ほど、この発想の転換だけでスコア改善が期待できます。
以下、堀川プロが語ってきた考え方と、アマチュアが今日から取り入れられる練習法を解説します。
堀川プロのパッティングから学ぶ3つの発想

ファーストパットの「寄せる」意識と距離感の磨き方
3パットの最大の原因は、ファーストパットの距離感のズレです。5m以上のロングパットで1パットを狙いにいくと、大きくオーバーしたりショートしたりして、返しのパットが難しい距離に残ってしまいます。
意識したいのは「カップを少しだけオーバーする強さ」です。カップに届かない強さで打つと曲がりが大きくなり、入る確率が下がるうえに残り距離も読みにくくなります。逆に、カップを通り過ぎる強さでラインに乗せれば、仮に入らなくても返しはほぼ真っすぐ・短い距離で残ります。
ロングパットでは、カップを中心にした直径2mの円をイメージしてください。その円の中にボールを止めることだけに集中します。「入れたい」という気持ちを抑え、「寄せる」意識に切り替えるだけで、距離感の精度は格段に上がります。
グリップとフェース管理を「ラインに応じて」整える発想
堀川未来夢プロは、パッティングのイップスを乗り越えるなかで、握り方とインパクトの感覚を細かく工夫してきたことで知られます。一般的に「パターは芯で打ち、フェースをスクエアに当てる」が基本ですが、調子が落ちたときにあえてグリップを替えたり、ストロークの長さを変えたりして、自分が再現できる形を探した経緯が、各誌で繰り返し語られてきました。
アマチュアがそのまま真似るべきは、特定のクロウグリップや細かな指の位置ではありません。「ラインや調子に応じてグリップの力加減を変えてもいい」「常に芯ぴったりでなくても、自分が再現できる打ち方を優先していい」という発想です。フックラインでは右手をふっと緩めて転がす、スライスラインではグリップを少しだけ強めるなど、自分が距離を合わせやすい微調整を探っていきます。
なお、フェース角を意図的に開閉してラインを曲げる打ち方は、ストロークの再現性が崩れやすく、アマチュアが取り入れるとミスが増える危険があります。まずは「同じ強さで同じ距離が出る」状態を作るほうが、3パット撲滅には近道です。
フォロースルーと転がりの安定化
狙いは、ボールの転がりを一定にして、芝目や微妙な傾斜の影響を受けにくくすることです。多くのアマチュアは、テークバックとインパクトに意識が集中し、フォロースルーがおろそかになりがちです。フォロースルーが安定すると、距離感のブレが小さくなります。
やり方は、インパクト後もパターヘッドをターゲット方向にまっすぐ送り出します。ヘッドを低く長く出すイメージで振ると、ボールに順回転がかかり、芝目の影響を受けにくい安定した転がりになります。練習では、ボールの先に10cm離してティーを1本刺し、フォロースルーでそのティーを通過させるドリルが効果的です。フォロースルーの方向と長さを視覚的に確認できます。
失敗パターンは、インパクトで「打って終わり」にしてしまうことです。手元が止まると、ヘッドがすくい上げる動きに変わり、ボールがバウンドしながら転がります。バウンドは芝目に影響されやすく、距離感が安定しません。フォロースルーはインパクトの「結果」ではなく、距離感を作る「動作の一部」と考えてください。
距離感を鍛える「目つぶりドリル」
ALBA Net の特集記事でも紹介されてきた、距離感を磨くための定番ドリルです。50cm間隔に複数のティーを一直線に刺し、目をつぶったままそれぞれの距離に打ち分けます。50cm、1m、1.5mと順に打っていき、最終的に5mまで打ち分けます。
目をつぶることで視覚情報に頼れなくなり、腕の振り幅と力加減だけで距離を調整する感覚が研ぎ澄まされます。実際にボールが止まった位置と目標のズレを確認し、徐々に精度を上げていきます。自宅のパターマットでも応用できるため、毎日10分でも続けると距離感が安定しやすくなります。
ラウンド前にグリーン距離感を確認する手順
狙いは、ラウンド当日のグリーンスピードに合わせて距離感を即座にキャリブレーションすることです。グリーンの速さはコースや季節、天候によって大きく変わり、自宅のマットや昨日のラウンドの感覚をそのまま持ち込むと距離が合いません。スタート前の数分で必ず再調整します。
やり方は、練習グリーンで3段階の距離を打ち分けます。まず5mのパットを5球。次に10mのパットを5球。最後に1mのショートパットを5球。それぞれの距離で「振り幅」と「ボールがどこまで転がったか」を体感し、当日のグリーンスピードを把握します。スピードが速いと感じたら振り幅を小さく、遅いと感じたら振り幅を大きく調整してから1番ホールへ向かいます。
失敗パターンは、ショートパットだけを練習することです。ショートパットは入る・入らないが分かりやすく安心感がありますが、3パットの原因はファーストパットの距離ミスです。最初に長い距離を打って当日のスピードを掴むことを優先してください。
チェックリスト
3パットを減らすための実践ステップを確認しましょう。
- ロングパットで「入れる」ではなく「寄せる」意識に切り替えたか
- ファーストパットは「カップを少しだけオーバーする強さ」を基準にしているか
- カップ周囲の直径2m円をイメージしてから打っているか
- フォロースルーをターゲット方向にまっすぐ送り出しているか
- 目つぶりドリルで距離感の精度を確認したか
- ストロークが安定しないときは握り方・力加減の微調整を試したか
- ラウンド前にロングパットの距離感を練習グリーンで確認したか
- 自宅練習を週3回以上継続しているか
- 練習グリーンで5m・10m・1mを順に確認してからスタートしたか
- フォロースルーをインパクトで止めず最後まで送り出せているか
このチェックは一度に全部やる必要はなく、まずは「カップを少しオーバーする強さ」と「直径2m円に寄せる」の2項目だけに絞って3ラウンド試してください。スコアの変化は、平均パット数(1ラウンドあたりのパット数)で確認すると分かりやすいです。3パットの回数を減らすだけで、スコアは確実に縮まります。
よくある質問(FAQ)
Q: 3パットが多いのですが、まず何から改善すべきですか?
A: 最優先はファーストパットの距離感です。カップを少しだけオーバーする強さを基準にし、ロングパットでは「入れる」より「寄せる」意識に切り替えてください。距離感が安定すれば、3パットは大幅に減ります。
Q: 堀川未来夢プロのパッティングの考え方は、アマチュアでも使えますか?
A: 細かいグリップ調整までそのまま真似る必要はありません。「ラインや調子に応じて握り方の力加減を変えてもいい」「常に芯ぴったりでなくても、自分が再現しやすい打ち方を優先していい」という発想を取り入れるだけでも、ミスを引きずりにくくなります。
Q: パターの距離感を自宅で練習する方法はありますか?
A: パターマットを使った目つぶりドリルが効果的です。目を閉じてさまざまな距離に打ち分けることで、振り幅と力加減の感覚が研ぎ澄まされます。1日10分の練習を2〜3週間続けると、コースでの距離感が明らかに変わります。
Q: ショートパットを外さないためのコツは何ですか?
A: フォロースルーをまっすぐ出すことが最も重要です。インパクトで終わりにせず、ヘッドをターゲット方向に低く送り出す意識を持ちましょう。フォロースルーの安定は転がりの一貫性に直結し、ショートパットの成功率を上げます。
Q: 3パット改善には何ラウンドくらいかかりますか?
A: 「ファーストパットを寄せる」意識の切り替えだけなら、1ラウンドで効果が出ます。フォロースルーや距離感の精度を含めた本格的な改善には、自宅練習と並行して3〜5ラウンドが目安です。重要なのはラウンドごとに「3パットが何回あったか」を記録することです。回数が減っていれば改善方向は正しく、減っていなければ取り組む順序を見直す材料になります。
2m円狙いと目つぶりドリル3週間実践プラン

3パットを防ぐ鍵は、ファーストパットの距離感と「寄せる」意識への転換です。カップを少しだけオーバーする強さ、フォロースルー重視のストローク、そして目つぶりドリルによる距離感トレーニングを組み合わせることで、3パットは着実に減らせます。
まずは次のラウンドで「カップ周囲2mの円に寄せる」ことだけに集中してみてください。そして自宅では目つぶりドリルを毎日10分。この2つを3週間続ければ、パット数の変化を実感できるはずです。
参考リソース
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